まだ風は、冬だよと、とても冷たいが
山から下りて来ていた小鳥達の姿が
めっきりと少なくなった
蕾みが出だした奥山の棲み家に
皆もう帰ってしまったようだ
春は間違いなくすぐそこに来ている

そんな週明けからの三日間に
不覚にも体調を崩してしまった
咳、鼻水、寒気と微熱は風邪の症状
会社を休むまでもなかったが
いままで飲んだこともなかった風邪薬を
二三回服用したり,夜は早く休むなど
養生に努めた結果、なんとか元気を取り戻した
多忙だったとはいえ、トップには休みなど無い
何より気になるのは3月10日の日曜日
名古屋シティーマラソン2013のこと
その日までに万全な体調に仕上げておかねば
完走など覚束ない
現時点で、練習はまったく手つかずの状態で
風邪など引いてる場合じゃないのだ、、
何とかこの連休には、クルマに積んだままの
マラソンセットのバッグを取り出して
走ってみたいと思っているのだが、、

アンダーシャーツの背中に
カイロを二つも貼り付けている今の状態では
まだまだ完全復活とは云えないようだ
しかし、いまさらキャンセルや
走行中のリタイアなど考えたくはない
必要なのは
ポディティブな心と
飽くなき情熱しかない

二月三日、節分の日曜日
各地では恵方巻きがもてはやされて
ラジオでも朝から盛んに話題にしている
名古屋では、ことしの恵方は南南東の方向
お城を背にしてちょうど笠寺観音の方向とか
その方向を向いて巻きずしを黙って一気に食う
最後まで食うことで、その願いが叶うとかいう
変わったこの風習は、90年を前後して
だんだんと活発になってきたように思う

最初はコンビニが火を付けて徐々に広まってきて
いまやデパート、百貨店、専門店はもちろんのこと
なんと駅中にも出現だから驚くばかり
恵方巻きレシピなるものが出現するなど
もはや恵方巻きを知らずして節分は語れないようだ
コンビニではサクッと気軽に食べれるようなものを売り
デパートや百貨店などはこだわりの具材で
豪華な恵方巻きを作り並べている
お料理だけあって、その具材に制約は無い
各店が其々のこだわりを売りにして賑やかだ
商魂たくましい商人の一端を垣間見ることが出来る
目をつぶり一口に食べきってしまう、、
そんなことをしている人を実際に見たことはないが
確かに多くの人が買い求めているところをみると
どこかでその作法に則って
厳格に実行しているに違いない

去年、行きつけの大ちゃんの店に
恵方巻きを注文して取りに来ていた人が居て
見ているとなんと太巻きではないか
どうして一気に食べれるのかと
その後、しばらく考えてしまったが
食べるその瞬間まで誰も見ていない
この風習には立会人が必要でないことで
安堵し何となく救われた
何よりも、恵方巻きがたくさん売れて
街中の景気が少しでも良くなると思うと
それ以上のことはない
福は内、鬼は外。だ

ついこの間、お正月が来たと思っていたら
明日からもう、新しく二月に入ってしまう
きょうは月末最後の31日だけあって
あさから実に慌ただしい一日
ほとんど社外で過ごした

約束の10時、金山の設計事務所に担当者同行で集合
新規事業のための用地検分をすることにした
全員がトヨタアルファードに乗り込んで現地へ向かった
名古屋市を軸にして外廓をなぞるように
弥富市から一宮市へ、長久手から瀬戸市
そこから知立市へと、西から北へ、東から南へと
おおよそ150キロぐらいの走行をした
以前なら一日仕事が、わずか五時間余りで
全行程を終了することが出来る
発達した高速網の、「東名阪」、「名二環」、「東名高速」
「伊勢湾岸道路」と全てが有機的に連絡し合って
便利さといったらない
その上、大型化したSAやPAでのサービスも向上し
一流専門店が軒を連ねるグルメ街が出現している
高速に乗って食事を楽しむ人も少なくないようだ
とりわけ、刈谷ハイウェイオアシスや御在所SAなどは驚きで
山本屋本店の味噌煮込みや柿安、スタバ有り、虎やの羊羹
ラーメン党なら横綱ラーメン、一刻堂ラーメンなどなど
各店は、自慢のメニューで極旨のおもてなしをしている
その点、きょう守山SAに立ち寄って食したラーメン定食は
昔となにも変わり無く、大いに改善の余地あり
というのが全員一致した意見であった

かたや、きょうの仕事の方は、大変有意義、且つ有効で
大いに成果を得たことはいうまでもない

趣味がまた一つ増えたようだ
ある休日、ふと入った映画館。
大スクリーンの前のシートに身を沈め
迫力あるサウンドの中で一人観る映画は
非日常の別世界に引き込んでくれる

ミッドランドスクエアシネマで観た
五度目の映画は「007スカイウォール」
六代目ジェームスボンド演じるダニエル・クレイグ
鍛えられた精悍なボディー、僧帽筋から肩
腕にかけての筋肉は寸分の隙もない
そこから繰り出される数々のアクションシーン、、
何よりも、絶体絶命の危機に陥った時の
それをものともしないような軽口や冷静な身のこなし
タフガイな演技に、観る者を惹きつけて止まない

映画が教えてくれる感動シーンの数々は
人間の幅を拡げ、人生に希望を見出し
夢を描くことを思い起こさせてくれる
さらに、才能や可能性を信じさせてくれ
そのためのアイデアやヒントがある
飽くなき理想と夢を抱く重要性や
ポディティブに生きることの大切さまでも
教えてくれるのだ
映画は、豊かな人生を実現するための自信と勇気を
与えてくれる素晴らしい芸術であるといえよう
趣味がまたひとつ増えて
充実した時間が、感動と共に味わえることに
感謝したい

『いやぁ～　映画って本当にいいもんですね』
水野晴郎氏の、この言葉は至言という他ない