新年度となった四月一日/月曜日
春を歓迎する桜の花が満開となった
八事桜坂の、その桜並木の下を通って
出勤する気分は格別のものだ
本社では新規採用の新卒者を迎えた
恒例に従って、朝礼の全社員の前で
歓迎を兼ねた自己紹介が行われた
社会人となって初めての緊張のシーン
その面持ちは初々しくもあり、輝いて眩しくもある
同じフロアーに立つ社員の全員もが
社会人となった時と同じシーンがそこにあった
それぞれの記憶の中に思いを共有したに違いない
社会人としての第一歩のセレモニーは重要で
この新鮮な気持ちを、いつまでも忘れず頑張ってほしい
そして、仕事を通じていろんな研鑽を積み
社会に通用する人間に成長して欲しい
そういう期待でいっぱいだ
朝礼のその後、社長室で真新しい名刺と
真新しい社員バッジを手渡された
さっそく左胸に付けられて、金色に輝く社章は社員の証
クレストン社員としての責任と自覚の始まりだ
「初心忘るべからず」
サクラの花も、新春の門出を祝ってくれている