NHKテレビを観ていて独特なチャイムが鳴ると
「どこだ?」と緊張し、身構えてしまう。
耐震性のある家に安心して住みたい気持ちは皆おなじ。
先の熊本地震により調査に入った日本建築学会の
京都大学五十田博教授らの調査チームの報告では
色々な問題点が浮かびあがってきた。
耐震基準では、旧耐震といわれる1981年以前と、
それ以降に出来た新耐震基準があり中身は違う。
新基準は、 地震による建物の倒壊防止だけでなく、
建物内の人間の安全を確保することに主眼がおかれた。
旧基準の「震度5程度の地震に耐えうる住宅」の規定は、
新基準では『震度6強以上の地震で倒れない住宅』
と変わった。
しかし、先の熊本地震での限定エリアの調査から、
2000年以降の木造住宅でも全壊した家が多かったという。
調査チームによると、
全壊した建物には何らかの設計上の配慮不足や施工ミスで、
金物の留めつけに本来よりも細いくぎが使われていたり、
壁量の許容応力度計算の壁量より少ないケースがあった。
比較的地震に強いとされるツーバイフォー工法住宅にも
被害が見られたという。
なかでも五十田教授は、
「構造合板を張った建物が大きな被害を受けている印象はない、、」
と構造合板の使用価値を高く評価する点は注目に値する。
いずれにしても、
建築基準法は最低基準で、ぎりぎりという認識をもち、
それ以上の対応をするもの、と考えた方がよいだろう。
新緑眩しい五月の季節となって、
サツキ花も一層鮮やかさを増している。
そんな中で今月二回も和歌山に行った。
会社関係の会葬や法要などの所用であり、
遊びとは無縁の公務であった。
お陰でブログ更新もままならぬ中、
読者から近況のお尋ねなどがあったりした。
ともあれ、日々の業務にまい進しながら、
毎日を無事過ごしている状況である。
一か月の中で、豊田市に行く回数は多い。
そのエリアで分譲現地が多いこともあり、
より多くの情報交換や商談があってのこと。
クルマで、 東名豊田東JCTを通りぬけ、
新東名との接続点を過ぎて松平ICで降りる。
豊田市にある業者さんとのお付き合いは長い。
永年の実績の中で累計取引額も相当なもの。
お互いに手土産の交換は儀式のうちの一つ。
先方が用意したもので帰り際に頂く
「松平饅頭」は美味しいお饅頭だ。
事前予約しないと手に入らない代物らしく、
会社でお分けし、お茶でのひと時はうれしい。
こうした積み重ねが新ら関係を醸成し、
更なる商談に弾みがつくというもの。
長きにわたる関係もこうした積み重ねの上にある。
御持て成しの心づかいの中に和みを感じてしまう。
こちらから持参するお土産は、
福砂屋のカステラが定番となっている。