2014/11/27
2014.11.27
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先の三連休に、善光寺にお参りした。

土曜あさ九時、長野行き「しなの5号」で三時間。
駅改札出口で、地元、東京、名古屋の三人衆が合流。
早速、駅前にある名店「信州蕎麦の草笛」に入り、
待つこと三十分、そば大盛りを天ぷら付きで食した。
自前の蕎麦畑から採れる特製蕎麦の、その味は別格。
そばの風味を満載しながらコシもあって最高の食感だ。
宿に着くまでに、戸隠神社九頭龍社に参拝した。
杉の大木に囲まれた直線三キロほどの参道を歩き、
天岩戸が化成したといわれる、戸隠山の 守護神が
鎮座する神前に向かって二礼二拍手一礼。

五時ごろ、地獄谷から湧き出る湯量豊富な
湯煙り立つ渋温泉郷に到着した。
温泉かけ流しの湯船に浸かって旅の疲れを流した後は、
地酒とワイン(信州ワイン)などで料理に舌鼓。
夜10時頃、意外と大きな地震に遭遇したが、
店主曰く、地盤が固いから大丈夫と平然としたもの。

翌日、創建以来約1400年の善光寺へ参拝した。
一光三尊阿弥陀如来を本尊として祀り、
長きにわたって法灯を護持してきた善光寺。
七年に一度の盛儀「善光寺前立本尊御開帳」を
来年に控え、三連休ともあって参道は参拝客で一杯。
お戒壇巡りの、一寸先も見えない暗闇の中を手探りで進み、
御本尊様の真下に懸かる「極楽のお錠前」に触れたとき、
一種の法悦のような感動を覚えたものであった。
この、お戒壇巡りは印象の強いものの一つである。
有り難さと、感謝の念を胸に、十五時発名古屋行き
「しなの18号」に乗り、無事帰館した。