梅雨の間に広がる青空をみてホッとするひと時。
ことしの梅雨は、カラ梅雨の気配がするものの
雨は、現場で働く職人さんにとっては厄介者。
監督は上棟が近づくにつれ緊張度が高まっていくようだ。
上棟の、その日の雨天を避けるために、
週間天気予報や早朝ニュースに目を凝らすなどして
最新のお天気情報収集に余念がない。
先週のある日に、
中川区万場NO,2の現場では上棟があった。
監督の平素の行ないが良いこともあってか
その日は、見事な上棟日和。
現場では、外の高温と、多湿の気候に目もくれず
棟梁の下で多くの職人方が黙々と働いていた。
その姿を目にしたとき、胸にジンと来るものを感じた。
監督業は、総合的な職務能力を求められる重要職だ。
建築工事の工程を通して、職人の手配や、部材管理、
品質管理 原価管理はもちろんのこと
当日の適確な天候予測の目利きまで要求される仕事。
予測が外れて上棟が中止になったりすれば最悪で
段取りした総ての手配を緊急にキャンセルしたりして、
大きなロスを生じることにもなってしまう。
この時期、
住まいづくりのコンダクター・工事部 監督は、
気を休める暇もないといったものであろう。