知る人ぞ知る、通販大手〝ジャパネット高田”。
チャンネルを押すと、
「大型液晶テレビ。画面が大きいんです。
画面が大きいと、家族みんなで見られるんです。皆さん!
これまで小さなテレビを、別々の部屋で見ていませんでしたか?
この大画面液晶テレビ! 大きいですから居間に置きますね。
くっきりはっきり大型、大画面液晶。
家族みんなで見たいですね。
お父さんも、お母さんも、お子さんたちも、
おじいちゃん、おばあちゃんも、どうです。
家族が一つになって、1つの液晶大画面を見る。
昔みたいな家族だんらんが戻ってくるんです」
、、高田明社長の話術に、つい引き込まれていく。
「いいですか、皆さん! 人気のデジカメ。
今日のはなんと700万画素なんです。
700万画素だと。写真をほら、、、」
次から次へ出てくる高田明社長のハイトーンで
長崎なまりのハイスピードな言葉の洪水。
テレビの前の視聴者を釘づけにして、
放送が終われば、自然とフリーダイヤルを回している。
高田社長の本当に優れているのは
商品の性能を細かく説明するより、
その商品を購入することで、
一家にとってどんな幸せが訪れるかを
イメージさせることに心を砕くのが常。
高田社長の話術の魅力は
「幸せのイメージを伝える力」なのかも知れない。
学ぶべき点は多く、大いに参考としたいものである。