弥生三月、春。
昼間がぐんと長くなり、街々に陽気が満ち溢れてきた。
国土交通省が発表した1月の住宅着工でも明るい報告が。
1月としては、2008年の8万6971戸以来の高水準を達成し
6年ぶりの高水準で前年比12,3%増の7万7843戸。
内訳は、持ち家は5,9%、分譲住宅は8,9%増。
三大都市圏では首都圏が16,8%増、中部圏が5,8%増、
近畿圏が11,7%増と好調な結果が。
それに合わせ大手5銀行では住宅ローン金利の
引き下げで傾向を強めている。
三菱UFJ、みずほ、三井住友、りそな、三井住友信託五行は
二月適用分を含め、5行すべてが固定10年型ローン金利を
0,05~0,1%の下げ幅で引き下げた。
大手行の中で金利を最も低い三井住友信託は
0,05%引き下げて年1,1%とした。
長期金利の指標となる国債の新発十年債利回りの終値が
二十八日に0,580%と低水準となっていることから。
これらは、日銀の金融緩和方針によって
長期金利が低く安定しているためである。
住宅購入に欠かせない住宅ローンとその借入金利が下がり
利用者の借り入れ環境が良くなることは素晴らしいこと。
賢い消費者の選択肢は、住宅ローン金利とあわせ
きめ細かいサービス対応をしてくれる地元地銀もあり
充分に比較検討する余地はあるようだ。