2011/10/13
2011.10.13
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十一日・火曜日快晴
京都へ出張した。
ある金融機関さまの秋の講演会と懇親会が
京都リーガロイヤルホテルであった。
会長、頭取はじめ、全役員出席のもとに
各地域の取引先が多数参加し開催された。

講師は、京都外国語大学教授のジェフ・バーグランド氏
教授が日本にあこがれた第一の理由は、日本人の「受信力」の豊かさだったようだ。

『イエス、ノーをはっきり言わず、関係をこじらせない技術。
「一を聞いて十を知る」という言葉に端的に示された、自分が置かれた状況や文脈を補って
人間関係を円滑に続けていくのが「受信力」。これを育てるには好奇心を持たせるのがいい。
相手を知りたいなら、どう接すべきか自然と考えるようになるはずだから』という。

受信力のなせる業を端的にあらわしたのは、先の3,11大震災。
大災害のもと、被災者への配給物に、寒い中でも整然と並び
静かに順番の来るのを待つ人々に驚いたという。
その中でも、弱い者、お年寄り、障害者には優先して席を譲る日本人を見て感動したとも、、
これらはすべて受信力のもつ力であると。外国では考えられないことであるという。

諸外国では「発信力」でなりたっているため、我先に席をあらそい、物を手に入れようとする。
これらは、自分の意思表示としての行動であり「発信力」を原点にしているためという。
ジェフ教授の、外国人から見た日本の観察眼には説得力がある
日本人の受信力の持つ価値について高く評価し、日本の強さはこの「受信力」にあるという。

受信力を身につけるには、相手に好奇心を持ち、相手をよく観察することから始まる、、と
これをもっと進化させ強みにすることが、発展のおおきな要素になるとのお話であった。
金融機関の大幹部と多くの取引先を前にしたこの講演は意味の深く,有意義なもので
勉強になった。

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