二月十九日
南西航空cz620便にて
中国大連空港に降り立った
その目的のひとつのは
司馬遼太郎『坂の上の雲」で有名な
日露戦争の足跡を訪ねること
激戦地203高地に上りその犠牲者を偲ぶ
205メートルあった標高が激しい砲撃のため
2メートル削られ203高地とも
日本軍は乃木将軍の二男も戦死するなど
数万の犠牲者をはらいながらロシアに勝利した
その詳細は著書に詳しいところである
山の頂上へ両切り煙草ピースと日本酒を供えながら登った
高地から眺める旅順港はうっすらと霞み
歴史のおもみを一層ひきたてるようだ
乃木将軍とステッセル司令官が降伏文書に著名した
師営会見場等も訪ねた
その夜飛行機で1時間半のハルピンまで移動
耳全体がヒリヒリする零下5度はまだ暖かいという
深夜12時ごろでもハルピン駅周辺は人ごみでいっぱい
まだ暗い早朝からも人の行き来で喧騒なのには驚きだ
午後から人いきれでいっぱいの駅の大混雑のなか
中国版新幹線に乗り込み約二時間をかけ長春へ移動した
日本の新幹線のイメージで背の高いそっくりさん
車中はぎゅうぎゅう詰めの近代的高速列車だ
とにもかくにも人口14億を超す国は違う、、
車窓から見えるのはどこもかしこも高層マンションの建設ラッシュ
タワークレーンがニョキニョキ連なっている
数年後は激しい変貌の都市になっているであろう
まさしく中国の大発展ぶりは目を見張るものがある
スケジュールどうり予定の目的のすべてをこなし
同じく中国南方航空cz691で22日夕
セントレアに着陸無事帰国した