2015/01/20
2015.01.20
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きょうは大寒の日。
凛と済んだ空気に清々しさを覚えるが、
好天候下では、まったく冬を感じさせない。

現在の家は、昔と違いずいぶんと暖かくなった。
それは、断熱効果の高い建材や高気密サッシなどで、
外からの冷たい空気が入ってこなくなったため。
いわゆる、熱ロスが極端に改善されたことによる。
暖かい室内で、冬枯れの景色をみながら過ごす時間は
穏やかであり、ぽかぽかと気持ちよいものであるが、
窓からくる冷えは意外に手強い。

家の中で、熱ロスの一番大きな部分は窓や開口部。
開け閉めする度に多くの熱が奪われてしまい、
気をつけねば光熱費がかさむことになる。
余計な寒気を入れない、暖気を逃さないことの他、
暖かい空気を循環させるなどの細やかな暮らしの知恵が
光熱費を下げるようだ。
環境省によれば、冬の暖房時の温度設定を1度低くすると
約10%(約70W)の消費電力の削減になるそうだ。

春に向かうこの季節。
冷え性の女性の、重ね着にニット帽やら耳あてなど、
美しさからいささた離れた着ぐるみのような姿に、
ふと、愛くるしさを覚えたりする
大寒は、そんな季節でもある。